至仏山ガイド研修。
9月27日 尾瀬登山ガイド研修。
尾瀬認定ガイドの登山ガイド部門の研修。
集合が朝早いので、至仏山荘に前泊しました。
夕刻。
湿原に夕焼けとモヤが立ち込めました。
ビジターセンターの職員さんが息を切らせて写真を撮りにきてました。
これだけ綺麗に夕もやと夕日が並ぶのは珍しいそうです。
夕暮れの至仏山。
翌朝。
霜が多少降りていました。
山小屋の人によれば、初霜。
講習開始時刻。
朝もやも晴れて、雲ひとつない快晴の至仏へ。
東面登山道を登りながら振り向くと、湿原と燧ケ岳。
タカネトウウチソウ バラ科ワレモコウ属。
咲いている地域が少ない花ですが、至仏にはたくさん咲いてます。
花期はもっと早いんですが、散りづらい構造なのか結構しゃんとした感じで残ってます。
そういえば、ワレモコウもそんな感じの花ですね。
ミヤマシャジン キキョウ科。
ほとんど枯れてましたが、数輪残ってました。
ふと北側を見ると、越後沢に残雪が。
オヤマリンドウ リンドウ科リンドウ属。
晩秋の花だけあって、堂々と咲き誇ってます。
ウスユキソウ キク科ウスユキソウ属。
とっくに萎れている時期ですが、形の残ってるものを発見。
ホソバヒナウスユキソウもあるにはあったんですが、写真を撮るのをためらうくらいシオシオだったので撮りませんでした。
やっぱり夏に見ないといけない花ですね。
ほどなくして至仏山頂に到着。
北側の越後駒ケ岳、中ノ岳、八海山。
巻機山。
谷川岳。奥には佐武流山。
雲の中に浮かぶ浅間山。
うっかり間違えてマクロ撮影でやってしまいましたが、おぼろげに見えてるだけなので、あまり支障がありませんでした。
稜線の隙間からひょっこり頭だけ出してる大源太＝上越のマッターホルン。
その奥には妙高。
南側。
ちょうど逆光気味の武尊山がシルエット状になって綺麗ですが、
注目は武尊ではなく・・・
その奥にある富士山。
南の方角は雲が横に広がってて見えないかと思ってたんですが、ちょうど富士山の辺りだけ雲が切れてました。
ラッキーです。
鳩待峠に向かう岐路。
シナノキンバイ。
もう無いかと思ったら、ちょっとだけ残ってました。
登山道から離れてるのでかなり小さめ画像です。
コケモモ ツツジ科スノキ属。
こちらは登山道脇に普通にあるので、マクロでじっくり撮影。
オヤマ沢田代。
晩秋といった感じでいい雰囲気です。
ゴゼンタチバナ ミズキ科ミズキ属。
亜高山帯から下の樹林に入ると、おなじみの植物が増えてきました。
ナナカマドも、紅葉してる葉は少ないですが、赤くなった実が秋の森を彩ります。
尾瀬のシーズンも残り一ヶ月を切りました。
残りの期間、どんな風に歩こうか思案中。