三峰山。
5月18日 みなかみ町旧月夜野地区。
家からは近いんですが、あまり登ったことが無い山の一つ、三峰山に登ってきました。
一般的な河内神社からのアクセス。
駐車場を降りると、よく手入れされてる雰囲気の雑木林。
マムシグサ サトイモ科テンナンショウ属。
神社までの道に凄く多いです。
咲いてるスミレのほとんどはタチツボスミレですが、たまにミヤマスミレっぽいのが混じってました。
ニガイチゴ バラ科キイチゴ属。
キイチゴ類は神社まではモミジイチゴは少なく、ニガイチゴが大半。
普段歩いてるフィールドはここよりも奥地が多いので、ミヤマニガイチゴなどは馴染みが深いのですが、基本種のニガイチゴはあまり見たことがありませんでした。
ホタルカズラ ムラサキ科ムラサキ属。
神社まで来ると森が開けてくるので、日当たりのよい草地を好む山野草が出てきます。
ジュウニヒトエ シソ科キランソウ属。
河内神社。
カラスアゲハがヤマツツジの蜜を吸ってました。
神社周りはヤマツツジやドウダンツツジなど、定番のものが植栽されててここだけ植生が異端です。
見晴のいい所から、沼田の台地と奥の赤城山。
フデリンドウ リンドウ科リンドウ属。
神社を抜けて林下に入ると、また山野草の植生に入ります。
チゴユリ ユリ科チゴユリ属。
小さいことからこの名前が付いてるわけですが、尾瀬や谷川岳の近辺で普段見かけているものよりだいぶ大きいので一瞬アレ?と思ってしまいます。
植林伐採が繰り返されているアカマツ林と、放置されてるっぽい雑木林が道の両脇に並んでてちょっと不思議な感じです。
ヒトリシズカ センリョウ科チャラン属。
この時期の山道のトレッキングでは定番ですね。
ガイドしててお客さんの目も喜ばせてくれるので助かります。
モミジハグマ キク科モミジハグマ属。
ムラサキエンレイソウ。
普段歩いてるフィールドでは普通のエンレイソウかシロバナばかりなのですが、やはり独立峰になってる三峰山は少し違いますね。
テーブルマウンテンになっているので、稜線上には沼があります。
用水の為に人工的に作られた沼ですが。
フナやコイはともかく、ニシキゴイやブラックバスも泳いでます。
沼に流れ込む沢にミズバショウ。
ただし、花は付いていた形跡は無くて葉ばかり。
新緑の明るい山道を進む。
山頂が近くなってくるとトウゴクミツバツツジ。
それまでのヤマグリやサワグルミなどの多かった雑木林からブナが主体の森に変わります。
山頂に到着。
谷川岳のマウンテンビューが見事でした。
新緑の時期を歩くには中々いい山です。
そのうち、ハッピーアウトドアのトレッキングメニューに加わるかもしれません。