一ノ倉トレッキングコース。
5月20日 一ノ倉トレッキングルート。
残雪の一ノ倉ハイキングコースのチェックの為に早朝歩いてきました。
写真は6時頃の谷川岳。
歩き出しの駐車場には、桜(そめいよしの)の花が咲いたままの枝がいくつかありました。
例年より一週間以上長持ちです。
土合橋より新道を入っていく。
ガイド仲間のA氏。
今日は何故こんな早朝に歩いてるかというと、トレッキングや自然体験活動などネイチャー系を中心に活動しているガイド仲間と一緒に下見をする為に、お互いが空いてる時間が早朝しかなかったからです。
スミレサイシン。だいぶ葉が大きくなっています。
キブシ。
低山の方では実になっているものが多いでしたが、ここではまだ花です。
早春の花の代表格、キクザキイチゲは終わってしまった花も多いでしたが、まだまだ咲いてます。
アブラチャン クスノキ科クロモジ属。
こちらは今が真っ盛りくらいでした。
トチノキの花はまだツボミでした。
咲くのはもう少し後ですね。
ヤマエンゴサク ケシ科エンゴサク属、もしくはケマンソウ科キケマン属。
植物の分類法は複数に分かれてるので、ややこしいです。
もっと一般に認知されてる植物だと、「こっちの方が人に通じやすい」みたいな差があるのですが、エンゴサクはどっちもどっち。
私は尾瀬の植物図鑑に載っているケシ科で説明するようにしてます。
ユキザサ ユリ科ユキザサ属。
エンレイソウ ユリ科エンレイソウ属。
だいぶ色が褪せてます。
ウスバサイシン ウマノスズクサ科カンアオイ属。
ツボミのものと咲いたものが混じってました。
花期がこれからピークを迎えるようです。
マチガサワまでやってきました。
ツルシキミはまだツボミでした。
オオカメノキ スイカズラ科ガマズミ属。
マチガサワを渡り、車が入れないトレッキングルートになると道の雰囲気もぐっとよくなります。
下流の方では先に咲いて色あせていたエンレイソウが、この辺りでは調度ピーク。
一ノ倉沢に到着。向かいにあるゼニイレ沢。
スミレサイシン。
マチガサワくらいまではタチツボの方が多い感じですが、この辺りはスミレサイシンのほうが多く感じます。
やっぱりちょっとの条件で植生が変わるんでしょうね。
車が入る入らない、森が開けてるかうっそうとしてるかでかなり変わりそう。
中腹にある旧道に向かって登っていく。
ブナを中心とした新緑が綺麗です。
ムラサキヤシオ。
タムシバ(ニオイコブシ)。
新緑の時期の花が彩りを加えてました。
ここから先はシャクナゲが増えてきます。
旧道に入る。
木漏れ日がいい雰囲気です。
一ノ倉沢に到着。
残雪が多いです。
5月後半だというのに、これだけの量が残ってます。
今年は多い、という物がもうひとつ。
ブナの花。
道路には掃いて集めたかと言うくらいのブナの花が敷き詰められてました。
ここは国道で車が入れる部分ですが、今後は車両規制が広がっていくみたいです。
こんな感じで今年は雪渓も見事なので、トレッキングでも見ごたえがありますね。
コース途中で撮った花たちを順不同で。
イワウチワ イワウメ科イワウチワ属。
キクザキイチゲ。
シラネアオイ。