水生昆虫調査(渓流域。
茂倉沢。
3/7、8、 9日に赤谷プロジェクトの活動で水生昆虫調査(渓流域)を 水生昆虫の専門家(愛知工業大学 工学部の内田 臣一先生と学生)が行われ、地域協議会として参加してきました。
茂倉沢といえば、治山ダムの撤去で話題になりましたが、そのダムの撤去の前後の遷移、また撤去工事そのものが与える影響など調査が必要らしいです。
しかし3月初旬の上流域の水は冷たいです。
この時期に実施する理由があって、 水生昆虫はこの頃から成虫になって川の外にでてしまって 4月~夏までは水生昆虫が一番少ない時期で 寒い今こそ、水生昆虫調査のベストシーズンだからこそ、実施するのだそうです
私が参加した今日はたまたまお天気が良かったですが、前日は雪が降ったはず。
みなさん、大変な思いをして調査してるんですね。
撤去された治山ダム。
まあ第8だか9まであるうちの一つですが。
ひとつ撤去されただけでも大分変わるようです。
ダム工事された周辺の水辺は私の家の前の工事中の河原みたいな感じになっていて、採取される昆虫も数は少なく、成長サイクルの短いタイプ(荒れた後に早く現われる)ものばかりでした。
それでも、ニ~三年もすれば概ね以前のように戻るらしいです。
自然の復元力って凄いですね。
雪の上におかしなモノを発見。
ぱっと見てキノコですがこれは・・・?
見た目が変わってるので、家に帰ってから調べたらすぐに分かりました。
ツチグリというキノコだそうです。
ヤマドリの羽が散らばっていました。
明らかに採食された跡。
日本自然保護協会のかたが同席してて説明をしていただきましたが、哺乳類ではなく猛禽類に捕食されたものだそうです。
哺乳類は羽を引きちぎり、猛禽類は綺麗に抜くとか。
各ポイントで調査をしながら、かなり上流まで上がってきました。
終着点から、山肌を上がって山道へ移動する最中にニホンカモシカのフン。
カモシカが移動するようなところを強引に上がっていきました。
沢の近辺にはカモシカの足跡が沢山ありましたが、山の中腹の方に上がると「イノシシの猟をやってるから気をつけて」の報が入る。
山道にはイノシシのの通った形跡もあり、ちょっと怖いですね。
私が子供のころは、イノシシなんて山二つぐらい越えた南の方にいる動物でしたが。