北穂高。
2012年10月4~5日。
みなかみ山岳ガイド協会で北穂高へ研修登山。
上高地から涸沢で一泊し、2日目に北穂高へのルート設定。
上高地から穂高を眺める。
初日はガスがかなりかかってました。
梓川沿いに横尾を目指す。
途中、雲が少なくなってきて晴れ間が広がり、ひらけたところでは大天井岳まで見通せました。
フモトのほうはそれほど紅葉が進んでませんが、
涸沢が近づく頃にはナナカマドが赤く染まっていました。
この頃には、晴れ間から一変して小雨にやられる。
涸沢小屋が近づく頃には雨脚も弱くなり。
雲に隠れて見えなかった小屋がいきなり見渡せました。
小屋の前のテラスで涸沢カールを背景に記念撮影。
同行の先輩ガイドから「あれがタヌキ岩だよ」と教わる。
正式名称かどうかは分かりませんが、確かにタヌキ以外の何者でもないですね。
だんだん雲も薄くなり、前穂高が見渡せるように。
チェックイン。
一枚の布団に2、2人くらい。
食事は豪華でした。
翌朝、暗いうちから登り始め、途中でご来光が。
蝶ヶ岳から登る朝日。
ほんの数分でどんどんあがってくる太陽。
一日って短いんだな~と実感。
朝日を浴びて紅葉が映える。
途中で南稜を行くグループと分かれて、東稜コースへのガレ場を渡る。
私は登山ガイドなので、クライミングはトレーニング程度にしかやりません。
今回は「初級者コースだよ」ということで安心して岩登りコースへ参加。
うん、これなら初心者でも安心だわ、と思いながら登っていましたが・・・
いきなり怪しくなってきました。
ゴジラの背とかいう辺り。
いやこれ普通に落ちたら死ぬでしょうと。
谷川岳登山指導センターの門平さんは笑ってますが・・・
「ザイル無しでもいける」というネットの評価を聞いて安心してた私には結構ふい打ちな感じの岩場でした。
いやまあ、岩壁を登るわけでもないし距離も短いので、ノーザイルでも行けると言えば行けるんですが。
実際、落ちない限りはザイルは必要ありませんし、今回誰も落ちてませんからノーザイルでも良かったということになりますが・・・
いやこれ絶対ロープ合ったほうがいいでしょう、と。
ゴジラの背びれの辺りをクリアしてザイルをしまって一安心。
北穂高小屋に到着。
到着したころに、ブロッケン現象が。
途中、雲の中で水滴で濡れてしまいましたが、そのおかげでこれが見れたのだからラッキーです。
休憩しながら晴れ待ち。
天気予報どうり晴れてきて、槍ヶ岳が見えてきました。
雲のおかげでブロッケン現象、その後には晴れ間。
最高の日ですね。
山頂で記念写真。
北アルプスは立山くらいしか行ったことがなかったので、よい経験になりました。