赤谷の植生調査。
2012年10月12~13日。
赤谷の森で行われてる列状伐採地の植生を自然回復させるモニタリング。
植林などせずに、自然に放置したままどのように推移していくかを見守るわけですが・・・
これを見守るのも、かなりの重労働です。
調査地に連れて行かれて見たものは・・・この藪に入るって?
藪を構成しているのは8割がたクマイチゴ(超トゲトゲ)。
伐採地などをいち早く埋め尽くす低木なので、この木で覆われてるのは当たり前といえば当たり前ですが・・・とにかくトゲが痛い。
物凄く大雑把なマップを頼りに、トゲトゲ地獄の中、この杭を探す。
この杭で四隅を覆った区画が調査対象なのですが、これが何区画もあって
植生調査の作業よりも、この杭を探すのにかなり手間取りました。
子供の頃、山で遊んでてクマイチゴの藪に捕まったときのことを思い出したりとか。
山で遊んだ帰り道に、伐採されて歩きやすい斜面を見つけて「近道しようぜ」とかやってると、このクマイチゴに行く手を阻まれます。
なぜ最初は歩きやすくて最後に藪に阻まれるのか、子供の頃はあまり深く考えませんでしたが・・・この調査をしてて初めて理由がわかりました。
斜面上部よりも、下部の方が土壌や水分の条件がいい為に、藪が早く大きく育つんですね。
山に登った帰りなら、最初は歩きやすくて下がるに連れて藪が大きくなるのはそういうことだったのか、と妙に納得。
この歳になって初めてそれに気が付きました。
クマイチゴで引っかき傷だらけになった後に、別の地区(クマイチゴ未発達)へ移動。
どんぐり拾いの作業。
スギを伐採したあと、広葉樹がどうやって広がっていくか(誰がどういう風に散布させるか)をセンサーカメラで調べる為に並べる。
どんぐり拾ったりクマイチゴの藪に入ったりとか、なんだか子供に帰ったみたいな気分でした。
内容はかなりの重労働でしたけどね!
私は二日間だけの単なるお手伝いですが、これをメインになってやってる人達は大変だろうなと思いました。