谷川岳、万太郎縦走。
2012年10月24~25日。
土合から肩ノ小屋泊→万太郎山→吾策新道→土樽のコースで縦走してみました。土合駅スタート。
ここは快晴。関東は基本的に良い天気の日だけれど・・・
ロープウェーの土合口駅は雨、天神平に到着したらミゾレ、と短距離で急激に変化。
天神平上空。
日本海側からの雲と太平洋側からの雲がぶつかって渦巻いてます。
これはめまぐるしく天気が変動するはずですね。
観光客の人達は、雲が下向きに回転してるとか面白がってました。
今日は天候も悪いので、戻ってくる人達が多い。
途中、妙に見覚えのある人達が来たと思ったら、長蔵小屋の従業員の方達でした。
ナナカマドやツツジ類を中心にした紅葉が綺麗。
天狗の留まり場を過ぎて、肩ノ広場が近づく頃には、一気に真冬並みに。
山頂トマノミミ。
風が強いでした。
氷の花になったミヤマシシウド。
夜間の猛吹雪。
翌朝、晴れ。
わざわざ、この日を狙ってきた甲斐がありました。
テンの足跡とオコジョの足跡。
武尊山から登る御来光。
この後に進む予定の万太郎への縦走路。
日が当たって氷が溶け始めてます。
途中、トマノミミ・オキノミミをバックに撮影。
森林限界の草原が広がります。
「上昇気流も出てるし、この辺りだとイヌワシが見れるかもしれませんね」と、昨晩同じ小屋に泊まった人に話をした後・・・
ほんとに飛んでたらしいです。
先を歩いてた私は気づけませんでした。
オジカ沢の頭にて。
万太郎はまだ先です。
万太郎山頂から、仙ノ倉と苗場山。
吾策新道を下る。
とにかく長いです。
このコースは結構クマが多いと聞いたことがあります。
いや、この辺は全般にクマ多いんですが、ここは人通りが少ない分、注意が必要なのでしょう。
何年か前に、お隣の平標新道でクマに顔をかじられた人が居ましたしね。
そんなことを思い出しながら歩いていると、笹が揺れる音が・・・
「ガサガサ」、程度ではなく「ガサガサーーーー!ガサーーーーー!ザザザーー!」
思わず、猟師さんが使う熊追いの掛け声を上げてしまいました。
(結構恥ずかしいんです)
そうしたら「ミ゙ヤッ!」とカモシカの鳴き声が。
まあクマじゃなくて良かったです。
今日通ってきたルート。
谷川岳山頂、オジカ沢ノ頭、小障子、大障子ノ頭。
この先は、とにかく長いだけで眺望が良いわけではないので写真は割愛。
秋の山は山頂の寒さと下界の暑さのギャップが凄いですね。
フモトが暑いからと言って軽装で登る人が多いですが、標高が上がるに連れて季節が冬に変わるというのを意識した服装でないと、場合によっては事故に繋がります。