4月11日、谷川岳インフォメーションセンター周囲の花。
例年ならこの時期、谷川岳のガイドのスケジュールなのですが、今年は今日からロープウェーがメンテナンスに入る為、ぽっかり予定が空いてしまいました。
残雪の谷川岳も、登ると楽しいのですが。
天気も良いので、インフォメーションセンター周囲の植物のチェック。
例年、この時期はまだ雪山のガイドをしているので、ふもとの植物がどういう風に咲き、推移してるか全く見てませんでした。
良い機会に見ておきましょう。
駐車場敷地。
山側に残った残雪が溶け、僅かな傾斜で谷川に水を流しています。
谷川の敷地は水源も無く水はけも良いのに、タニウツギなど水分を必要とする木が結構生えてるなぁと思ってましたが、雪解け水や雨がこうして溜まってたんですね。
そして、そこに沢山混じってる特定外来種のニセアカシア。
昨年、何本も切りましたが。まだこうやって健在です。
草木が生い茂ってから来ると根本的な切除が難しくて、根元から切ってもまたすぐ延びてしまったのですが…
この時期なら根っこごと退治できそうです。
今日はその為の道具を持ってきてませんでした。
駐車場、谷川の末端。
色々流れついてます。
土の他に、冬季に削られたアスファルトの粉末かな。
近くには生えてない、ブナの冬芽も写真真ん中に。
その流れのおかげで沢山生えてるタニウツギ。
まだ花も芽も出て無いので、見た目寂しいですね。
駐車場山側に広がる残雪。
クマイチゴを齧ったウサギの食痕。
開きかけの蕾。
ヌルデの葉痕。
アブラチャンの花が開きかけてました。
ヤマナラシの大木。
木が大きすぎて良く見えませんが、ヤマナラシの花。
ヤナギ科だけあって、花が咲くのが早いですね。
残雪の残る作業道。
残雪の中から生えているキブシの木の花芽が開きかけ。
ハクウンボクの枝と冬芽。
残雪の上に大きめの動物の足跡が有るなと思ってたのですが、ヒヅメの跡がしっかり残ってるのが有りました。
カモシカの足跡でした。クマじゃなくて良かった。
駐車場に戻って、タチツボスミレの小さいのが一輪、しかしタチツボにしては随分小さいな、ここで今までタチツボ咲いてるの見たことないぞ?と思って、3日後にもう一度確認したら色が抜けて真っ白なツボスミレになってました。咲き掛けの時に青っぽくなってただけみたいですね。勉強になりました。
一ノ倉沢の入口ではもっと咲いているのに、それよりも暖かそうなこっちの方でまだ殆ど咲いてないのが不思議です。
駐車場西側の残雪部。
何か黄色い花が。
ヤナギの花でした。
そう言えば、何ヤナギなのか調べてませんでした。
開きかけの冬芽。ハンノキかな?
雪溶けが先に来た場所ではキブシの花がもう咲いてました。
冬季、斜面をずり落ちる積雪によって根曲がりになっているクマイチゴ。
割と開けた所に咲くイメージが有りますが、この斜面沿いでは軒並み根曲がりになって生えてます。
カバノキ科っぽい雄花序。
ヤシャブシの仲間かなと思ったけど、確かここにはクマシデが生えてた気が。
後でちゃんと花が開いたら確認してみましょう。
2024年4月11日。谷川岳インフォメーションセンター。