6月13日。 今日は私が担当をしている中学の尾瀬学校の日。 生徒だけで180人を超えるので、一番のマンモス学校です。 他の学校が重ならなくて良かった。
雨の心配もそれほど無く、いい天気のまま歩き出し。 ツクバネソウ(ユリ科 ツクバネソウ属)。 鳩待からの林道にツクバネソウが目立つようになりました。 目立つといっても、花が地味なので中々目にはつきません。 花期が短いのですぐに終わってしまいますが、この林道沿いは数も多くて開花時期が多少ずれるので、 そこそこ長い期間は目に出来ます。
日当たりが悪いところで遅咲きをしていたイワナシがそろそろ散りそうでした。 同じ林道でも早いところのイワナシは2週間も前に散っているのを考えれば、鳩待-山ノ鼻間の長い林道の間では開花時期の短い花でもそこそこ長期間見ることができます。
山ノ鼻に到着後、ビジターセンターに寄って尾瀬学校での見学の報告をすると、 「昨日の夕方に見本園でツキノワグマが出たので気をつけてください」。 山に帰るところを見届けようとしたが、暗くなってしまって見失ってしまい、早朝から念のために監視を続けても発見できないから、多分大丈夫だとのこと。 ビジターセンターの職員さんも大変ですね。
今日は全部で20班と大きな授業ですが、健脚の子供を集めた1.2班だけは竜宮を目指すプラン。 他が山ノ鼻近辺での学習に比べると、時間もギリギリで余裕がありまえん。 途中は飛ばして、一気に中田代の木道沿いベンチまで。 モウセンゴケ。 牛首分岐と下ノ大堀川の途中のベンチで食事をする時に、生徒より先に食べ終わって撮影。 そうじゃないと今日はカメラを出す時間がほとんどありません。
ミズバショウのピークを過ぎた平日なので、結構空いてます。 でも、200人近い団体で入るにはやはり厳しいですね。 大勢のガイドで少人数の班で動くからそれほどまわりの迷惑にはなりませんが、これがクラスごとの40人単位だったらと思うとぞっとします。
ミツガシワ(ミツガシワ科 ミツガシワ属)。 中田代ではそろそろ咲きそろい始めてきました。 木道途中、鹿がミツガシワを食べたらしい湿原の掘りかえり跡が多いでした。
歩けば後20分もかからずに竜宮なんですが、少ない休憩時間で歩いているので、この地点で休憩兼昼食。 学校授業だとそれほど時間に余裕が無いので、遠くを目指すとスケジュールがタイトです。
中田代湿原。 写真だと分かりづらいですが、ワタスゲの果穂が目立ちはじめました。 今年はワタスゲの当たり年になりそうです。
ヤチヤナギも花期が終わり、葉が芽吹きはじめました。
竜宮。 水量が少ないので、水が吸い込まれてる感じがあまりしませんね。 竜宮現象とか、子供が見ても面白いと思えるのか疑問です。
竜宮小屋手前のリュウキンカの群落。 竜宮十字路の所では、チングルマが沢山咲いていました。 十字路沿いにあるので、人通りを木にしなくても立ち止まって見れるからいいですね。 写真を撮ったはずなのに、なぜか残ってませんでした。
竜宮でトイレ休憩後、沼尻川を越えて福島県境へ。 途中の花やらなんやらの学習よりも、ここが一番盛り上がりました。
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6月13日尾瀬学校 鳩待~竜宮
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